朝ドラ「花子とアン」柳原白蓮と綾部のつながり 

 

2014年8月5日

 

週間平均視聴率が放送開始から18週連続で20%超えという、空前の大ヒットを記録しているNHK連続テレビ小説「花子とアン」。毎日楽しみに観ていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

かくいう私もその一人。毎朝録画して、週末にまとめて見るのを楽しみにしています(^^)

 

ドラマは、「赤毛のアン」などを翻訳した主人公・村岡花子(はな)の明治・大正・昭和にわたる波瀾万丈の半生を描いたもので、原案は花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。はなは、山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて東京の出版社に勤め、翻訳家の道へと進んだ人物で、女優の吉高由里子さんが10~50代の花子を演じています。

 

そのドラマの中で、ヒロイン花子の“腹心の友”として登場するのが、仲間由紀恵さん演じる葉山蓮子。近世の歌人・柳原白蓮がモデルとなり、史実にも記録される「白蓮事件」をもとに、先々週あたりから大いに盛り上がりを見せた帝大生・宮本龍一との「駆け落ち騒動」は記憶に新しいところです。

 

え~っ、前置きが長くなりましたが・・・(^^;)

 

蓮子のモデルとなった柳原白蓮が93年前、大学生との駆け落ちの末に引き離された一時期かくまわれていた場所が綾部市だったのです。

 

 

白蓮が滞在した当時の「松雲閣」の写真(現長さん提供)
白蓮が滞在した当時の「松雲閣」の写真(現長さん提供)

 

 

滞在場所は、並松町の由良川河畔にあった「松雲閣(しょううんかく)」。現在は、料理旅館「現長」がその跡地を引き継いでいます。地元の歴史を記す「並松史」によると、白蓮は1922年(大正11年)7月ごろから約1年間、大本の出口王仁三郎の助けを得て綾部に身を隠していたそうで、後に駆け落ち相手の宮崎龍介も来綾し、二人の間に生まれた長男とともに東京へ戻ったと言われています。

 

取材に訪れた「現長」さんには、当時の「松雲閣」の写真や、玄関に飾ってあったという屋号の額が残っていました。

 

 

松雲閣跡地で営む料理旅館「現長」
松雲閣跡地で営む料理旅館「現長」

 

「松雲閣」の建物は、建て替えられて現存しませんが、植木などは当時のまま残されています。

 

下の2枚の写真を見比べると・・・、真ん中の3本の松は、より太く力強くなって、現在も空へと向かって伸びています。

 

 

「松雲閣」があった頃の前庭
「松雲閣」があった頃の前庭
現在の「現長」の玄関脇
現在の「現長」の玄関脇
「松雲閣」の玄関に掲げられてた屋号の額
「松雲閣」の玄関に掲げられてた屋号の額

 

 

駆け落ち後の柳原白蓮は、81歳で生涯を終えるまで、龍介と添い遂げます。現長」には現在も、白蓮の波乱に満ちた半生、社会の抑圧の中で人生を切り開いたたくましい生き様に引かれた熱心なファンが、時々足を運んでくるのだとか。

 

 

 

穏やかで清廉なる由良川を見つめながら、白蓮はこの流れを眺めながらどんな思いを抱いていたのか・・・しばし想いに耽りました。

 

 

ドラマは現在、1923年に起きた関東大震災後の花子らの奮闘が描かれています。「花子とアン」はNHK総合で毎週月~土曜午前8時ほかで放送中です。興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。

 

それではまた、ごきげんよう(笑)

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    上原です。 (土曜日, 21 5月 2016 20:33)

    今日も、美味しい料理と、女将様はじめ美しい女性に囲まれて、至福のひとときを過ごさせて頂きました。
    有難うございました。皆様も、是非一度、お立ち寄り下さい‼️